サービス業界へ転職を成功させるための心得!

スキルアップ
2017.09.04
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サービス業とは、人の「◯◯したい」「〇〇してほしい」といった様々な要求をアシストする事を主な仕事とした業種です。つまり、人々が求めるサービスを提供することで対価を得て、利益を上げる仕事を「サービス業」と呼びます。

小売り、美容、ウェディング、飲食、アミューズメントなど、業種は様々ですが、共通するのは「目の前のお客様に向き合う仕事」だということです。

大きく分けて「目に見えないサービスを売る仕事」と「お客様と接しながらモノを売る仕事」を通じ共通して言える、サービス業としての転職におけるアドバイスをお伝えします。

転職活動前に必要なこと

── 自己分析で自分を知る
転職を成功させるうえで、まず必要なのが『自己分析』です。自分を客観的に見ることで強みと弱みを知り、自分自身を見つめ直してみましょう。これができれば、面接時の自己PRの武器となり、自分の居場所(職場)をみつけるキッカケにもなります。

また、自己分析をすることで、これまで視野に入れていなかった仕事に興味を持ったり、自分に合っていると気付くこともあります。企業が求める条件が、自分の希望と合っているか確認の役にも立ちますし、客観的に自分を知ることで、面接や職務経歴書で人に伝わりやすい強みを整理することができます。

── 転職を目指す業界を事前にリサーチする
自分のことを理解した上で、次は転職先の職種、業界、企業の情報を集めましょう。

・転職サイトへ掲載されている求人をチェック
┗募集要項や、詳細な業務内容を調べ、自分のスキルが活かせるか確認する。

・同じ職種で実際に働いている人へヒアリング
┗自分と違う視点の意見や、メリットだけでなくデメリットも知ることが出来る。

・転職支援サービスを利用し、アドバイスをもらう
┗沢山の求人を把握しているプロに聞くことで、知らない情報や新しい発見が出来る。

具体的な業務内容や、待遇・給与などを比較し、自分自身の働き方やライフスタイルが合っているか確認をすることで、会社と自分自身へのマッチング度を高められます。

── 転職に求めることの明確化
「あなたの転職理由はなんですか?」転職理由の多くは、現職に対して何かしら不満やネガティブな要因があり、環境を変える事で解消したいという動機がほとんどだと思います。

私も昔はそうでした。ですが、それでは次の職場に行っても同じ事の繰り返しにならないでしょうか。
単に、転職を繰り返すことが悪いと言っているのではありません。ネガティブ要因の解消だけではなく、自己分析結果をもとに、何をしたいのか・何を求めているのか…総合的に考えて、動機を明確化しておきましょう。

それによって、転職先でネガティブ要因を感じた場合でも、冷静に判断ができ長く働ける自分の居場所がみつかると思います。

必要なマインド

── 自分の強み、弱みを理解する
コミュニティにおいて、他人よりも得意とすること、苦手とすることを把握することが必要です。人と話すことが苦手な人が、営業に向いていると言えるでしょうか?

会社が求めることに対して、”自分自身の足りないスキル”をよく理解していないと、入社した後に
ミスマッチ(自身の能力が開発できないこと)が起こります。せっかく転職しても、今以上活躍ができないのでは意味がなく、短期の退職では次の求職活動に影響が出ます。

自分の経験と照らし合わせながら「得意なこと」「不得意なこと」を理解し、どう仕事に活かしていきたいのかまで明確化することが重要です。

── 相手の気持ちを思いやる
業務においてマニュアル化されていることが多くありますが、サービス業においては、基本マニュアル通りにはいきません!

その最低限必要なマインドとなるのは、ホスピタリティ精神です。
ホスピタリティ精神とは…
一言でいうと「おもてなしの心」です。お客様一人ひとりに応じた、心のこもった質の高いサービスを提供していくことが必要不可欠となってきます。

求められること

ホスピタリティ精神を前提とし、以下のスキルが求められます。

── 体力と忍耐力
基本、立ち仕事や不規則な時間での仕事が多いサービス業界では、体調管理に気をつけたり、お客様のクレーム対応に耐える忍耐力が必要となります。

── 協調性と積極性
大手であればあるほど、仕事を進める上で円滑に進むよう、メンバーとうまく連携をとらなければなりません。そして、会社というのは自分がいなくても基本、回ります。ただし、会社としては好き勝手にクビにはできないので、自ら働く人を求めます。

── コミュニケーション力(観察力と提案力)
まずは、元気な挨拶からスタート。お客様をしっかりと観察し、必要なことを察した上でヒアリングすること、そして、その先に繋がる提案ができることが大切です。

「自分だったらどうされたら嬉しいか」を常に考えてみるといいかもしれません。様々なお客様がいるので、臨機応変に対応できることが重要ですよ!これは、経験を積んで身につけていきましょう。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。私が思う“仕事(職)“に対する考え方として…

『どんな仕事も人が関わり、人の手で動かしている』

そんな風に考えています。

冒頭の「自己分析」は懐かしい響きではありませんか?転職する上で自分を見つめ直す機会が少なくなっているようであれば、自分の成長ぶりも知れるツールにもなるので、よかったら是非自己分析をやってみてください!少しでも転職活動のお役に立てれば幸いです。