明治時代から続くfukuske(フクスケ)とレッグウェアの歴史

fukuske
ブランド情報
2020.07.27
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アウトレットやショッピングモール、路面店などで出店しているレッグウェア専門の会社です。

明治15年に創業して以来、100年以上続く老舗のお店です。オリジナル商品や、キャラクターとのコラボ商品など多くを手がけており、日常生活に欠かせないレッグウェアに長い歴史で培った技術で、美しさと履き心地を追及し続けています。

福助とレッグウェアのルーツを紹介していきます。

フクスケ人形

ブランドのロゴにも使われている福助人形。これは、幸福を招くとされる縁起人形です。創業者「辻本福松」が自分の名前から一字を取って、丸福として明治15年に創業し足袋の販売を始めました。

しかし、商標を登録してから7年後に、和歌山市の足袋会社から既に使用していると、商標の取り消しを求め訴えられたのでした。敗訴となってしまった辻本に吉報を運んできてくれたのは、息子の「豊三郎」でした。

お伊勢参りの途中で、福助人形に出会い「これを新しい商標にしよう」と家に持ち帰ったのでした。福松も「願ってもない商標だ」とし、福助人形をもとに人間の徳をあらわす「仁・義・礼・智・信」のイメージを加え、頭を低くし、手をついて礼を尽くすという今の形に変えて商標登録されたそうです。

そして、今では大企業へと成長されています。まさにフクスケ人形が幸福を招いてくれたのでしょう。ステキなお話ですよね。

fukuske(フクスケ)のブランドロゴは時代によって変化しており、伝統と信頼を礎に挑戦し続けるコンセプトを表しています。
https://www.staff-b.com/brand/fukusuke/

福助のキャラクターには名前もついており、「叶福助(かのうふくすけ)」と呼ばれ、ライバルはビリケンと招き猫だということです。フィクションではあるが、家系図もあり福助というキャラクターを大事にしているのが伺えますね。

福助の商品

8つのオリジナルブランドを持つ福助の代表ブランドは、創業当時から販売していた足袋を扱う『福助足袋』。伝統と品質を守り続けて販売しています。

『満足』のストッキングは、ショッピングモールなどでも見かけたことがあるのではないでしょうか?レッグウェア以外にも、インナーウェアも扱っていて多くの方に長く愛用されているブランドです。

次に働く男性をターゲットにした『スーツ専用ソックス』もスタートし、男性にも人気のブランドへとなりました。

キャラクターともコラボをしており、『ディズニー』や『マイメロディー』のキャラクターや、TVアニメで子供たちに人気の『アンパンマン』『ドラえもん』など、子供や赤ちゃんが履けるレッグウェアも販売しています。老若男女問わず、親しめる商品を数多く展開されています。

靴下のルーツと種類

今では当たり前に着用している靴下ですが、日本で本格的に靴下が親しまれたのは1870年(明治3年)の頃だと言われています。

そして驚きなのは、女性の必須アイテムの「ストッキング」は、元々は男性が履くものだったそうです。中世ヨーロッパで高貴な男性が使っており、17世紀にイギリスの女王「エリザベス1世」が絹製のストッキングを履くようになったことで、女性にも使われるようになったそうです。

では、ストッキングとタイツの違いはご存知でしょうか。

簡単に説明すると、肌が透けるほどの薄いタイプをストッキング、肌が透けないタイプをタイツといいます。ゲージ数とは、網目の細かさをあらわし、数字が高いほど網目が細かい物となります。デニールとは、糸の重量のことで、数字が高いほど丈夫で保温性が高まる物になります。

日本では、10デニール66ゲージのものが最高級品とされており、ウェディングなどのフォーマルウェアに使われているそうです。普段使うものは、15デニール51ゲージや20デニール51ゲージなど、丈夫なものが通勤や通学に向いているそうです。

今では靴下は外出時はもちろん、自宅でも着用する方が増えましたね。ファッション性を求めたり、機能性を求めたりと用途によって求める商品が異なり、多種多様に進化し続けてます。

冷えから守る靴下

寝るときに冷えから守るために、靴下を履く女性も増えてきたと思います。しかし、靴下を履くことによって逆効果になることもあるようです。

理由は、ご存知の方も多いかもしれませんが、靴下の圧迫によって血流を止めてしまい、表面は温かいけれど内部が温まりにくくなってしまい、根本的な冷えの解消にはならないこと。

それ以外にも理由はあります。睡眠時は、足から汗をかくことによって体温調整をしていることを知っていましたか?靴下を履くことで、汗や水蒸気を靴下が吸収してしまい、靴下に吸収された水分によって、足が冷えてしまい逆効果になってしまうのです。

この点から重要なのは、圧迫感がなく吸湿性・放湿性・通気性に優れた靴下であれば、睡眠時の冷えに有効な靴下になりますね。

そこでおすすめなのが、「シルクとウール」です。適度の弾力があり圧迫感がありません。そして、吸湿性・放湿性・通気性に優れた素材なので、足からでた水分を素早く吸収し、外へ逃がしてくれるんです。特にシルクの靴下はおススメだそうです。

ショップスタッフの魅力

毎日のファッションスタイルに欠かせないレッグウェア。前途で述べた通り、以外に知らない用途だったり種類をお客様へ伝えください。

レッグウェアのショップスタッフの魅力は、お洋服と違って、コーディネイトの提案の必要がないところでしょうか。福助なら毎月、一足プレゼントされており、全アイテム社割で購入できるお得な福利厚生もあるそうです。

接客やオシャレは好きだけど、お客様に提案するのは難しそう…とアパレル業界に躊躇している方は、まずはレッグウェアショップからはじめてみてはいかがでしょうか?!

会社情報

■ 会社名
福助株式会社
fukuske Corporation

■ 本社所在地
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前6丁目27番8号 京セラ原宿ビル4階
■ 事業内容
足袋の製造、卸売、小売
靴下、肌着、ストッキングの製造、卸売、小売

※2020年4月現在の情報に基づく