オレゴンから始まったColumbia(コロンビア)の歴史

Columbia
ブランド情報
2020.08.11
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アウトドアファッションやグッズにはかかせない『Columbia(コロンビア)』。ほとんどの方がアウトドアと言えば思い浮かべるブランドでしょう。世界のアウトドアブランドになるまでに大きな困難を乗り越えた、一人のマザーが築き上げたブランドです。

そんなColumbia(コロンビア)の魅力をご紹介します。

『Columbia(コロンビア)』の歴史

Columbia(コロンビア)
https://www.staff-b.com/brand/columbia/

創業者の『ポール・ラムフロム』は、ドイツでシャツの工場を営んでいました。家族でアメリカへ移住する際に、ビジネスのために小さな帽子問屋を買い取り、コロンビアハットカンパニーを設立。Columbia(コロンビア)という名は、オフィスの近くを流れる『コロンビア川』にちなんでつけたそうです。

1960年にさらなるビジネス拡大で自社製品の生産を始めます。その頃、スキーグローブ製造会社と合併し、社名をコロビアスポーツウェアカンパニーへと変更し、スポーツ用品を取り扱うようになります。

ある年にマルチポケットフィッシングベストを開発し、コロンビアの代表的な商品ができました。しかし、会社として軌道に乗っていた矢先に創業者のポールが死去。その後、社長に就任した次女の夫『ニール』も若くして亡くなってしまったのです。そしてコロンビアに残ったのは、多額の借金でした。

次女の『ガート・ボイル』は、借金返済のために会社を売却することを決心しますが、会社に対する評価はとても低く、売却しても借金を返すことができない状況でした。そこでガートは大学生だった息子と共に再建を目指し、夫の意思を引継ぎ拡大戦略の経営をスタートさせ、ビジネスの基盤を作り上げるのでした。

80年代に入り、コロンビアは大ヒット商品を生み出します。今でもコロンビアの代表的なアイテムである『ツーインワンジャケット』です。アウターとインナーを脱着できるようにし、気候にあわせて変化できるインターチェンジシステムはアウトドアファンに多く支持されました。

このシステムを起用した『バガブーパーカー』は全米で100万枚の販売数を超えて、米国内アウトドアウェアの年間最多販売記録を誇り、アメリカで大きなアウトドアメーカーに成長を遂げました。

1997年に株式会社コロンビアスポーツウェアジャパンが設立され、直営店の他、専門店、百貨店など日本のマーケットにも展開し、日本でも知名度の高いアウトドアブランドとなりました。

今ではシューズブランドの『SOREL(ソレル)』や、ヨガ・クライミング専門の『prAna(プラナ)』など5つのブランドを展開しています。

コロンビアを軌道にのせた『ガード・ボイル』

父と夫を相次いで亡くし、多額の借金を抱えた次女のガードは苦難を乗り越えて、世界のアウトドアブランドへと成長させたコロンビアのマザーです。創業当初に注目を浴びたマルチポケットフィッシングベストは、夫と友人たちの要望をもとにガード自身が手作りで作ったベストだったのです。

普通の主婦だったガードは実業家となり、1994年オレゴン・アントルプルヌール賞など数々の栄誉を受けました。またアメリカの女性経営者トップ50に入るなど、女性実業家として地位を獲得していくのでした。マザーと言われた『ガード・ボイル』がいなかったら、今のコロンビアはなかったかもしれませんね。

『Columbia(コロンビア)』のおすすめポイント

デザインも機能性も高く、そしてリーズナブルなコロンビアは、これからアウトドアを始めたいと考えている初心者にピッタリだと思います。コロンビアのオススメポイントを3つご紹介しますね。

── おすすめポイント①
デイリーユースでも着用できるおしゃれなデザイン。ザ・アウトドアではなく、カラーやデザインにもこだわっており、街中でもおしゃれに着こなせます!

── おすすめポイント②
歴史でも触れましたが、コロンビアが生みだした技術はアウトドア界で高く評価されており、機能性が抜群で安心して着れるアイテムです!

── おすすめポイント③
コストパフォーマンスがいい!アウトドアの商品というと高いイメージがあると思います。ジャケットで5万、10万など…なかなか手がだせないですよね。コロンビアは、アウトドアを多くの人に楽しんでもらいたいという思いから低価格にもこだわり販売しています!

以上の3つが初心者でも求めやすく、年代や性別を超えて長く愛されているポイントだと思います。

では、機能性に優れているのに、なぜ低価格で販売できるか?それはコロンビアが独自に開発を進めいているからです。コロンビア独自の素材『オムニテック』に秘密があります。通常、レインウェアには『ゴアテックス』という素材を使っています。ゴアテックスは雨を防ぎ、身体から発生した水蒸気は外にだすというアウトドアのレインウェアに欠かせない素材です。

かつてコロンビアも『ゴアテックス』を使っていましたが、非常に高価で、多くの人にコロンビアのファッションを楽しんでほしいという願いが叶わなくなります。そこでゴアテックスに引けを取らないオムニテックを独自で開発し、低コストに抑えることに成功したのです。

おすすめのアウトドア

海・山・川で楽しめるおすすめのアウトドア(アクティビティ)と共に、コロンビアを知らなかった人も、欲しくなるおすすめの商品と共にご紹介します!

── 【フェス】
音楽フェス、フードフェスなど、音楽を楽しんだりと思いっきり遊べるフェス。夏の定番になっている人気のフジロックなど、知っている方も多いのではないでしょうか。野外でおこなうことが多いため、長時間を外にいるフェスにはアウトドアのアイテムがぴったり!

#フェスコーデ で検索するとたくさんヒットするほど、おしゃれさんが多いアウトドアの一つです。特に夏は突然の大雨など、天気が急変することも多いです。そんな時に活躍するのが、防水ポンチョ。
サイズ感を調整できるスナップボタンもあり、フェスのおしゃれには欠かせないカラーバリエーションも豊富です!

── 【キャンプ】
今ではソロキャンプや、女子キャンプなどいろんな楽しみ方があり、キャンプ場もなかなか予約ができないほど人気となっているアウトドアです。焚火を楽しんだり、食事を楽しんだりと野外で過ごすひと時は最高の時間ですよね。そんなときもコロンビアのアイテムは活躍します。

速乾性があるTシャツや、紫外線をカットしてくれるアイテムなど、ファミリーでお揃いコーデを楽しむこともできるラインナップがありファミリーキャンプにもおすすめです。

── 【釣り】
海釣り、磯釣りなどいろんな場所で楽しめるアウトドア。釣りを楽しむには断然コロンビアのアイテムがおすすめ。マルチポケットフィッシングベストから始まったコロンビアには、機能抜群のアウターからシューズ、アンダーウェアまでそろっています。快適なフィッシングライフを安心して楽しめます。

── 【登山】
今は#登山女子 などの投稿もあるほど老若男女で楽しめるアウトドアになっています。ハイキング気分で楽しむ人も多いでしょう。でも山は命に関わる危険がいっぱいです。きちんと装備をして楽しみたいですよね。

そこでコロンビアでおすすめは、さきほど紹介した「オムニテック」を使った防水のジャケットです。鮮やかなカラーなどもあり、山で目立つには一層おススメです。そして、足元をしっかりサポートしてくれるコロンビアのテクノロジーがつまったシューズもそろえればバッチリですね!

まだまだ紹介できないアイテムがたくさんありますが、タウンユースでも活躍できるコロンビアのアイテムを取り入れてみてください!

会社情報

■ 社名
株式会社 コロンビアスポーツウェアジャパン

■ 設立
平成9年6月11日
■ 本社所在地
〒160-0022
東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア 7階
■ 取扱いブランド
コロンビア
ソレル
モントレイル
マウンテンハードウェア
プラナ

※2020年7月時点の情報に基づく