【エンターテイナー力UP】素敵な販売員さんになる方法

スキルアップ
2017.09.04
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販売員にとって、切っても切り離せないのが予算。『個人売り』『ノルマ』などと称されることもあります。
私は、添乗員として日本や海外で仕事をしていました。添乗員とは、お客様が「安全で楽しく」お過ごし頂けるように、観光先との調整や対応、お写真を撮ったりと「旅の思い出づくり」を演出し、管理をするお仕事…そう…エンターテイナーなのです!

販売職も、お客様の笑顔にするお仕事…まさしくエンターテイナー!

添乗員での経験をもとに、エンターテイナー力をUPして、素敵な販売員さんになる方法をお伝え致します★

メラビアンの法則とは

皆さん、メラビアンの法則はご存じでしょうか?

人間の第一印象を構成する要素を、「視覚」「聴覚」「言語」の3つに分けたもので、その内訳が、「視覚」が55%、「聴覚」38%、「言語」7%とされています。それぞれを説明しながら、活用する方法をお伝えします!

メラビアンの法則で好印象へ【視覚】

添乗員は、お客様に旅を共にする際に、ルールやマナーも説明します。

例えば集合時間。お伝えするのは簡単ですが、ただ言うだけでは意外と伝わっていません。そこで…視覚!私は、ホワイトボードに集合時間を書いて見せながら説明をしていました。そうすると、ちゃんと時間を守ってくれるのです!それほど視覚は大事なんです!

では、販売員さんにとって「視覚」はどのように意識するべきなのでしょうか。お客様が来店されたら、まずは「いらっしゃいませ」「こんにちは」とお声掛けしますよね。そのときに一番大事なことと言えば…【笑顔】です♪

お客様に、笑顔で目を見て挨拶することで、お客様の緊張感をほぐし快適な空間づくりに繋がります。そして、接客のときは「身振り手振りで接客」すること!例えば、おすすめの商品を体に合わせたり、手に取って見せたりすることは口でお伝えするよりも説得力がありますよね。

普段から、笑顔の練習をしたり接客方法を意識しましょう★

メラビアンの法則で好印象へ【聴覚】

では、次に約4割を占める「聴覚」についてのお話しです。

相手にお話しするときに、聞き取りやすい話し方、声量じゃないと嫌な気分にさせてしまいますよね。添乗員は、外でははっきりと大きい声で、車内では聞き取りやすい声で話すということを意識しています。

例えば集合時間。集合時間をお伝えするときは、「今から、出発時刻、出発時刻をお伝え致します。〇時〇分、〇時〇分でございます。」と、同じ単語を繰り返し、さらに伝えたい部分を強調してお伝えします。そうすることで、皆さんが注目しやすくなるのです。販売員さんもお客様に説得力のある話し方を使い分けることが大事ですよね。

皆さん!以下のような話し方になっていませんか??

■声が小さくて聞き取りにくい
■早口で何を言っているかよくわからない
■「え~」「あの~」が多い
このような話し方になっていると、せっかく【おすすめ力】があっても伝わりません。

お客様が心地よいと思える話し方を意識しましょう★

【社会人】としての意識を忘れずに

添乗員は、様々なお客様と接するお仕事です。私自身、3歳~91歳のおじいちゃんまで、実に様々な方と旅をしてきました。だからこそ、社会人としてのマナーやルールを「理解している」ではなく「実行に移す」ことを意識しておりました。

販売員さんも同じです。お客様のお手本となる様に、ファッションセンスも社会人力も磨かないといけませんよね。だからこそ、私が教えて貰った次の合言葉を参考にしてはいかがでしょう。

合言葉は…【ABCD】です。
A(当たり前のことを)、B(馬鹿にせず)、C(ちゃんとする)、D(それができる人)

社会人の基本となることはもちろん、周りのスタッフに対しての心遣いを意識することで、お客様にも良い影響をあたえること間違いなしです!

お客様の為にも、基本に忠実に、「理解している」ではなく「実行に移す」ことを意識しましょう★

最後に

皆さん、いかがでしたでしょうか?(^^)

旅行は、「絶対に楽しいに決まっている」ことであり、目に見えないものに〇万円という額を前払いします。だからこそ、その期待を上回ることをしないとお客様に「楽しい」とも「来てよかった」とも思って頂けないですし、エンターテイナーとは言えないのです。

ただ、特別にマジックを披露したり、プレゼントしたりする必要はありません。笑顔で丁寧に、基本的なことを忠実に実行するだけでいいのです!

販売員さんも一緒です。〇〇さんのおかげでこのお店でこの商品を購入して良かったと思って頂けるように、【メラビアンの法則】と【ABCD】を参考に実行することを意識して、素敵は販売員になりましょう!