【オンライン面接】すきま期間を有効活用できる魅力的ツール!

スキルアップ
2020.09.02
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新型コロナウイルスの影響もあり、近ごろはオンライン面接(WEB面接)を実施する企業が増えています。

オンライン面接は、求職者にとって面接に出向く時間や費用がかからない、企業側にとっても遠方の求職者を集められるなど導入メリットがたくさんあります。面接日程の調整をしやすいので、面接から就業までのリードタイムが短いのも魅力のひとつです。

そんなオンライン面接のメリットや注意点・事前準備についてたっぷりとお伝えいたします。

オンライン面接とは

オンライン面接とは、インターネットの音声電話やテレビ電話機能を利用して行う面接形式のことです。

通常、企業などの採用面接では応募者は会社まで直接出向く必要があります。しかしオンライン面接の場合は、自宅のパソコンやスマートフォンからリモートで企業の担当者と面接ができます。

オンライン面接は、日本では2010年ごろから導入する企業が増えてきたといわれています。普及した背景には、インターネットでの会議などによって定着したインフラ環境の変化や、グローバルかつ業界の垣根を超えた優れた人材の確保が求められているというところにあります。

さらに近ごろでは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンライン面接の導入を開始した企業も増えています。

オンライン面接のメリットとデメリット

── メリット
■ すきま時間を活用できる
面接を受ける会社まで足を運ばなくていいので、時間や費用がかからずすきま時間を活用できるので求職者の負担が少なくすみます。企業にとっても、面接日程を早く組むことができ、就業までのリードタイムが短くなるというメリットがあります。

■ 慣れた環境で面接に挑める
オンライン面接は基本的に自宅でおこなえます。そのため、普段過ごしているリラックスできる環境で面接に挑むことができます。対面に比べて画面を通しての対話となるため、緊張が和らぐという点でも魅力的ですね。

■ 多くの企業にエントリーしやすい
対面面接では移動時間などを含めて考えると、1日に最大でも2件くらいしか面接を受けられません。しかし、オンライン面接は自宅での対応となるため、最大5件くらいの面接を受けることが可能になります。

── デメリット
■ ミスコミュニケーションが起きやすい
対面での面接に比べて、表情や感情が伝わりにくいため意思疎通がむずかしく感じられるケースがあります。また、会話の間合いが取りづらく、どちらかが一方的に会話してしまうという危険性もあります。

■ 通信機器のトラブルが起こる可能性がある
通信環境が悪く、やりとりが途中で途切れるなどストレスに感じるケースがあります。それにより予定通り面接が実施できなかったり、時には応募者の信頼を損なってしまう可能性もあります。

オンライン面接の注意点と事前準備

オンライン面接に備えて、事前にどのような準備をすればよいのでしょうか?こちらでは、受ける際に気を付けたい注意点と、事前準備についてお伝えいたします。

■ 面接場所
オンライン面接を受ける場所は基本的に自宅がおすすめです。静かで一人になれる場所を確保しましょう。

■ 面接環境
ネットワーク環境が悪い・つながらないなど想定外のトラブルが発生する可能性があります。事前にパソコンの接続確認や、インターネット環境が万全かの確認や準備をしておきましょう。カフェなど公共の場は、Wi-Fiが不安定なので、途切れる心配のないWi-Fi環境で面接に挑むとよいでしょう。

また、自宅で面接する際はポスターや装飾品など背景の写りこみに注意!シンプルな壁やカーテンなどを背景にするとよいでしょう。

■ ツールの確認
面接ツールを使用する場合は、事前にツールアプリのダウンロードをしておくとスムーズです。また、使用ツールの操作方法や音声・カメラなどを事前に確認しておくと安心です。

■ 持ち物
スマートフォン、PC、タブレットなどの端末と、イヤホン。パソコンや携帯では音声が拾えない場合があるので、マイク付きのイヤホンを使用するのがおすすめです。よりクリアに面接官の声が聞こえますよ。

やり取りをスムーズにするポイント

オンライン面接中に、画面越しの相手とスムーズにやり取りするためのポイントを4つお伝えいたします。

── 1, 話し方
話の内容や表現をシンプルにして、意識的にはっきり・ゆっくりと話す。いざ面接となれば、緊張から早口になってしまいますよね。対面に比べコミュニケーションが取りづらいオンライン面接では、普段以上に聞き取りやすい話し方を意識しましょう。

── 2, 視線
つい画面に映る相手の顔を見てしまいがちですが、それでは目線が合わないため、カメラに視線を向けることを意識しましょう。

── 3, リアクション
相手の話を聴くときは対面時に比べて相手に反応が伝わりにくいので、ジェスチャーを交えてリアクションを大きめするとよいでしょう。身振り・手振りを交えて、表情を豊かにすることで相手との距離が近くなりますよ。

── 4, 相づち
言葉での相づちをなるべく控える。音声に遅延が生じると、タイミングがずれて相手の話をさえぎってしまうので、いつもより多めにはっきりと頷くように心がけましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか?

さまざまな企業で導入されている「オンライン面接」。求職者にとって、良いことばかりではなく、まだまだ改善が必要なシステムなのかもしれません。しかし、すきま時間を活用しリラックスした環境で自分を最大限にアピールできるオンライン面接は、求職者にとって魅力的な面接ツールです。

お伝えしたオンライン面接の注意点や、やり取りのポイントをぜひ参考にして面接に挑んでみてはいかがでしょうか?