ジーンズと『Levis®(リーバイス)』

Levis®
ブランド情報
2020.07.27
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アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコにて1853年に創業したLevis®(リーバイス)。今ではファッションアイテムに欠かせない、誰もが一着は持っているジーンズですよね。

ジーンズは労働者の勲章といってよいアイテムでファッションとはほど遠いアイテムでした。そのジーンズの歴史がリーバイスの誕生へとつながっていきます。

リーバイスとジーンズの深い歴史

デニムランキングの上位に必ず入るブランド『Levis®(リーバイス)』。
https://www.staff-b.com/brand/levis/

リーバイスの歴史は長く1853年に「リーバイ・ストラウス」が創業しました。

雑貨を経営しており、もの売りの一つとして他人が作った衣服を販売していました。リーバイスからジーンズが誕生したのは、金脈を探し当てて一攫千金を狙う採掘者が殺到する「ゴールドラッシュ」に湧いていたアメリカ西部で、丈夫な作業着が求められた頃だったと言われています。

1870年ごろ、ズボンを作ることを決め、販売だけではなく生産部門を設立し、製造販売メーカーとなりました。

1930年代~40年代にアメリカ西海岸の男子学生がジーンズをファッションとして着るようになり、作業着からファッション着に変わっていきました。1955年に映画スターの「ジェームズ・ディーン」の影響もあり、一大ムーブメントが起こり、世界中の若者に人気のファッションアイテムへとなっていきました。

当時、リーバイスを真似する企業も多くあったようですが、ほとんどのメーカーが今は存在していません。リーバイスはどのようにトップに登りつめたのでしょうか。それはジーンズとの歴史に深くかかわっています。

当初は、綿帆布という平織りの厚手で、丈夫で破れにくい生地で作られており、徐々にデニムの耐久性が評判を呼び、厚地で丈夫なあや織りの綿布の生地(デニム)で作られるようになりました。

デニムを使用したズボンを生産するメーカーは数多くありましたが、リーバイスは良い製品と目を引く広告を使って差別化に成功。当時人気のあったオーバーオールよりも、はきやすくて心地よい腰丈のズボンにメインを置き、2頭の馬が引いても破れないという丈夫な製品をアピールする絵柄の「ツーホースマーク」をズボンのパッチにし、広告にも掲げブランディングを進めメーカーのトップをいくようになりました。

ジーンズが世界に広まるまで

ジーンズと呼ばれようになったのは1920年ごろで、リーバイスの製品が世界に広まったのが1950年ごろです。

西部劇の映画にでてくるカウボーイに夢中だった、東部の富裕層たちをターゲットに、世界恐慌で経済不況になったアメリカ西部の牧場が企画したのが「デュード・ランチ(DUDE RANCH)」。

カウボーイのように、牧場でジーンズをはいて食事をし、休暇をとってリフレッシュができると人気がでて、東部にもジーンズが普及するきっかけとなったようです。レディースのジーンズが製造されるようになったのも、この頃のようです。

30年~70年代にかけて、ビートルズ・ローリングストーズ、女優のジェーンバーキンがジーンズを履き、よりファッションアイテムとして取り上げられることになり、70年代~80年代にかけてファッションデザイナーがデニム素材を使い「アルマーニ・ラルフローレン」などでコレクションをだしていきました。

良い製品を作ることを追及し続け、「501」が誕生したのは1890年ごろ。1920年ごろ、デニム生地のズボンが「ジーンズ」と呼ばれ、リーバイスの製品が世界に広まったのが1950年ごろとされています。

501の歴史とおすすめ

1本数千円の価格から、数十万円の価格で販売されているジーンズですが、リーバイスの501シリーズは高いものは60万円近くで販売されているものもあります。

501はマイナーチェンジを繰り返し、進化を続けています。その歴史についてご紹介します。

ハリウッド映画「The Wild One」でマーロン・ブランドが501を着用し、アメリカの若い世代の間で人気が爆発したそうです。ワークパンツの難点だったポケットのほつれを、リーバイスが取得した特許である、金属リベットで補強するデザインも501がスタートだったんですね。

最もベーシックなレギュラーストレートの501は、上級テクニックのデニムオンデニムのスタイリングがおすすめです。モダンなシルエットだからこそできるスタイリングで、濃色なカラーで組み合わせるとさらに雰囲気がでます。

501のスキニーは、細身でも窮屈さを感じさせず、コートやニットなどと合わせてキレイめコーデをするのもおすすめ。またオーバーサイズのアウターでYラインシルエットのカジュアルスタイリングもスキニーを引き立てます。

最後におすすめするのが、世界の501ファンからの声で誕生した501T。Tはテーパードの略で、太ももからそそにかけて徐々に細くなるシルエットになっています。体型を気にせず着れると人気です。

店舗・会社情報

■ 会社名
リーバイ・ストラウス ジャパン株式会社

■本社
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前6-16-12
■ 営業項目
ジーンズ、ジャケット、シャツ、パンツの輸入・販売

※2019年11月30日現在の情報に基づく